精油を生物の進化から見る

 
先週参加した、シュナウベルト博士の「プラント・ラングエージ」のアロマセラピーセミナーでは、

感動したことが沢山ありました。

まず、化学者でありながらホリスティックな視点から精油と向き合っておられる姿勢。

博士の精油(生物)に対する愛情、尊敬と畏怖の念をセミナー全体から感じることができました。

シュナウベルト博士は高分子化学が専門。

それでも、現在主流となりつつある化学的な成分分析や研究結果に執着せず

さらに一歩進んで、なぜ精油が人体に作用するのかを ”生物的にどう進化してきたか”

というマクロ的な視野で「全体を見ていくことの重要性」を唱えておられました。

研究者になると、専門分野を追求するあまり、どうしてもミクロ的な視野に偏ってしまいがちですものね。


私自身フランス式のアロマセラピーを学んでいて、よかったことはたくさんあります。

でも、学習が進むうちに、だんだん違和感を感じるようになっていたのです。

アロマセラピーって薬剤師さんや、医師、化学者じゃないとできないものなの?って。

フランスでは薬局で精油をブレンドして処方したりするらしいので、学ぶ内容はそれに準じたものになるのでしょう。

でも、それが私の求めるものではなかったと、今回のセミナーに参加してはっきりわかりました。



精油の成分に含まれる物質は、私たち人間が登場するはるか昔から存在します。

それを植物の進化と共に見ると

植物は、動物ほか人間と地球上で長い年月を共生してきたパートナーでもあり、生物としての大先輩です。

地球上の生物の大先輩、共生してきたパートナー。という視点から見るとあたらしい精油の可能性が見えてくはず。

進化してきた過程は人類よりずっと長い歴史を持っており、

生き延びるために作り出してきた植物の精油成分である代謝物の作用は

人体の生命活動と同じくらい解明されていないことばかりです。

つまり科学で証明できないからといって、価値がないという証明にはならないのです。

科学で明らかにされていないまだ未知の部分に、わかっている事以上の可能性がまだまだあります。



博士が友人の中医学のお医者さんの言葉を紹介してくれました。

「スペシャリストになろうとすることは、自分のエゴに栄養を与えることになる。」

彼はタオイストだそうですが、老子の言葉にもこのような言葉がありました。

いろんな知識を入れれば入れるほど、わかったようなつもりになって

それ以外の事や全体を見なくなる ということなんだなと私は理解しました。


私も、もっと専門的に探求したいことがありました。

それを知ったら、より完璧に近づけるような気がしていました。

でも、大きな勘違いをする前に目が覚めてよかった!とおもいます。

どこかのサイトで、学ぶ時に「わからないことも楽しもう」 という事が書いてあって

それはどういう意味なのか、ずっと考えていたのですが、このセミナーでその答えを私なりにみつけました。

最近どこに行っても、老子の言葉が私には響いてきます。

おもしろいなぁ。


今回、シュナウベルト博士から学んだエッセンスは、これからのSeedsのアロマ基礎講座にも

取り入れて、さらに奥深い内容に進化して行きそうです。






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